投稿の増加具合が半端ない

午前中は AAAI(人工知能のトップカンファレンスのひとつ)の原稿の添削。先週にアブストラクトを投稿したら番号が2000番台ということだったが、昨日にアブストラクトを投稿したら4000番台(ただし5000番に近い)だそうで、どうも10000件は確実に超えそうな感じ。去年の投稿は7000件だったようだが、1年で2倍になるのは本当にやばい気がする。査読者見つかるのだろうか。

AAAI は何回か査読をしているが、読みたい論文の bidding で同じようなタイトルの論文が何本もある(最近は同案が2桁の場合もあった)、みたいなのがあちこちであって、レッドオーシャンは本当に地獄だな、と思うのが年々増えている。みんな同じような論文を読んで、同じようなデータで研究をすると、どうしても同じようなことを思いつくのだろうけど、他人と被らないようなアイデアの研究をしたい。データを作って解くようなスタイルの研究だと、あまり被らないと思っている(が、時間がかかるのであまり学生もやりたがらないし、やりたがらない人にやらせるのも酷なテーマではある)。

なんか、しばらく研究から離れたくなるくらいだが、実際、論文を書くのを止める人も増えている気がしていて、それは現時点では賢明な判断なのだろう。いま発表されている論文のほとんどは、数年もすれば見向きもされなくなると思うので……。

昼間は進捗報告を聞く。8-9月はゆっくりと話をすることができて、1年で一番好きな時期の一つである(次に好きな時期は2-3月である)。

午後は事務処理をしたりメール処理をしたりしつつ、国際会議のプログラム委員長業務をしたりする。いろいろ気にしないといけないことあるなぁ。