アイデアを出すのは紙の上が楽

今週は NLP 若手の会シンポジウム(YANS)が北海道で開催されるので、大学は静かな感じ。

静かにできることとして、まず記事の校正をする。昔の(といっても半年前の)自分の書いたものを読み返すが、割といいことを書いている気がする。しかし確かに足りていないところもあるので、追記する。

現在つけている紙のノートは2017年度の頭からつけているもので、今後のキャリアとか研究ネタ、トークのアウトライン等を書いているのだが、読み返してみるとこれも(当時の状況を考えると)かなりいいこと書いていると思った。以前これは紙の手帳に毎年書いていたものだが(そのためにメモの部分が半分くらいある手帳を使っていた)、紙の手帳だと毎年書き直さないといけないので、数年間使えるように手帳のスケジュール管理の部分は完全に Google Calendar に移行して、メモに関してはブレインストーミング状態のものは紙、ある程度固まったものは Evernote と分担するようにして、現在に至る。ちなみに、紙のものも余白がなくなったら裁断してスキャンして Evernote に突っ込んでいるので、最終的には NAIST の助教になってから以降のスケジュール等については全部 Google Calendar と Evernote を見れば(あとは GMail を検索すれば)分かるようになっている。オフラインにコピーがあるのが Evernote だけなので、Google のサービスが止まったりなんだりすると大打撃なのだが、利便性を考えると仕方ない。

昼過ぎは引き受けていた査読をやる。内容的には査読してよかったと思うのだが、そもそも投稿したことのない(かつ今後も投稿する予定もほぼない)論文誌なので、微妙な気もする。一応、国際会議や国際誌の査読の場合、基本的に引き受ける(日本の学会の英文誌の場合は引き受けない)ことにしているのだが……。

あと、学部教務委員のお仕事(情報科学と情報通信システム両方)を断続的にする。去年は情報科学(B1 のみ)の学部教務委員だったが、今年は情報科学(B1 と B2)、情報通信(B3 と B4)の両方があるので、委員長のお仕事がなくてもそこそこやることがある。休学や復学者、命令退学候補者の対応(要面談)も必要だし、誰かがやらないといけない仕事ではあるが……。

1日を通して科研費の申請書の見直し。NAIST で助教でいたころや、首都大に着任してから数年は、かなりの時間を投入して研究計画書を書いていたのだが(若手Aに申請してみたり、さきがけに応募してみたり)、研究室の学生数が2年で4倍(5人→20人)になり、研究計画書を書く時間を断念して(あまり手間暇をかけず、科研費の一番下のランクを確実に取りに行き、それ以外はほとんど応募しない方針にして時間を捻出し)学生指導に回すことにしていた。大型予算は通れば人件費等に使えてよいのだが、通らないと研究計画書を書いた時間だけ他に回せたはずの時間が失われるので、仕事の時間を切り詰めて効率を上げている身としては、無駄撃ちは避けたいのである。ただ、今年はちゃんと旅費を稼いでおかないといけないので、これも含めて2-3本は出すつもりである。1,000万円もなくても、数百万円あるだけでありがたい。