院進を前提として来てほしい

午前中は B3 の情報理論の授業。もう内容も佳境である。

午後は指定校推薦の対象校である高校訪問。電子情報システム工学科、機械システム工学科の先生方と3人でお伺いする。こちらもバラバラに行くと進路指導の先生も大変だということで、まとめて行っているのである。

応対をされた進路指導担当の先生は教科としては生物の担当だそうで、修士まで行ってから教員になったということで、理工系の大学について理解があって話がたいそう盛り上がる。(指定校)推薦で入学した生徒は成績は一般選抜と変わらないかむしろいいのだが、大学院進学率は推薦組は低いという話があり、そもそも推薦入学者にも大学院に進学してほしいと思っている大学は募集要項にそのように書いてあることも少なくなく、むしろ進路指導のときに「ここに行くなら大学院進学を念頭に置いてね」と指導しやすくなるので、書いてもらっているほうがありがたい(理系の教員としては大学院への進学を考えてほしいが、大学の方でそう言ってくれないと高校の教員としても指導しにくい)とおっしゃっていて、なるほどな~と思ったりする。

今日お話を伺うまでは、学部入試の合否と大学院の進学希望は別物だからリンクさせてはいけないのだろうなと考えていたのだが、最初から明言していれば要求してもいいのかなと思ったりする。システムデザイン学部は、科技大の時代から、大学院の進学を前提としてカリキュラムが組まれていて、教員としては基本的に全員進学してほしい、という建前である(大学院の定員は学部の定員の7がけなので、全員が進学するのではないと見積もっているのだが、最近は進学希望者が多く、かなり選抜が厳しい)。まあ、進学を希望すると言っても口約束でしかないので、なんとでも言えるのではあるが。

夕方は国際会議の投稿論文のコメント x2。そろそろ投稿〆切なのでこれで終わりかな。