Google でランチを食べてミーティング

今日は Google でミーティングのために六本木へ。お昼から合流して Google ランチをいただくことに。以前はよく(年数回)お邪魔していたが、最近はそもそもあまり都心に来なくなってしまったので、久しぶりである。渋谷に移転してきたら、もっと遊びに来るかもしれないが。

ミーティングルームが空くまでの待ち時間、東大の鶴岡さんと立ち話をしていたが、いまは就職がいいので内部進学生はみんな博士後期課程に進学せず就職してしまうという話や、大学院で外部から来る学生の基礎学力にばらつきがあるという話をして、首都大だけかと思ったら東大でも同じで、東大でそうなら日本の大学はどこも同じなのかと思ったりする。うちも、自分が着任したころは大学院は内部生でも外部生でもほぼ全入のような感じだったが、最近は内部生で真面目にやってきた学生でも筆記試験免除にならなければ普通に落ちるし、首都大のレベルも東大や京大、東北大に追いついたということなのかもしれない(東大や京大、東北大では、内部生が配属された研究室に残れない、という話は20年前からよく聞いていた)。

ミーティング自体は久しぶりに学外の人と研究の話ができて、とても刺激的な時間を過ごすことができた。他の人は学内・所内・学会等でこういう交流ができているのかもしれないが、自分はここ5年間くらい自然言語処理の表舞台から隠遁生活を送っている(代わりに学生を送り込んでいる)ので、そもそも自然言語処理の研究者と会って話すこと自体が、共同研究でもしていない限りほとんどないのである。

夕方は南大沢に移動して B1 の基礎ゼミナール。新宿駅での乗り換えに失敗して(間違った電車に乗ってしまって)遅刻してしまった(汗)

基礎ゼミナールのあと、博士後期課程のキャリア支援に関する打ち合わせ。博士後期課程の学生に向けて、インターンシップの制度をスタートするのだが、情報系はそもそも学生が勝手にインターンシップ先を見つけたり、あるいは指導教員経由で紹介してもらったりするのが一般的なので、大学が窓口になってインターンシップ先を斡旋する、というのはあまり利用者がいないのでは、と思っている。また、指導教員がそういうコネクションを持っておらず、自分でも開拓できない場合なんかにはこの制度は役に立つと思うのだが、大学の制度である以上、指導教員の承諾がないと利用できないので、結局指導教員ブロックが回避できないならあまり意味ないような気が……。