津田塾で教え始めて気づくこと

朝は2時間ほどメール処理したり、授業の準備をしたり。今日が今学期の初授業なのである。

午前中は出勤して「情報理論」の授業。来年度この授業は自分は担当から外れる(その代わりに「機械学習」の授業を担当する)ことになっているので、自分が情報理論を教える最後の学生である。首都大に着任して最初に担当した授業で、毎週前日は午前4時まで授業の準備をしていた記憶があるので、思い入れがある(来年度以降もやりたいという意味ではない)。無事これで「卒業」したい。

お昼から情報通信応用実験という B3 の必修の授業。学部教務委員なので、顔を出す必要があるのである。

午後は非常勤先に移動。今年度は津田塾大学で「自然言語処理」の非常勤を引き受けているのである。B3 向け、1単位の授業なので全部で8コマと軽いし、たまたま今年は首都大で自然言語処理の授業を持っていないので、受けてもいいかと思ったのである(津田塾は、首都大までの通勤途中にあるし)。

津田塾大は保育園のママ友がここの出身だそうで、少し雰囲気を聞いたり、そもそも「情報科学若手の会」という合宿にもちょくちょく津田塾出身のグループが来ていたので、学生がだいたいどんな感じかはイメージできるのだが、キャンパスに足を運んだことがなかった。行ってみたら、とてもきれいなキャンパスで素晴らしかった。たまたま津田梅子が新札に使われるということが発表された日で、午前中は構内にテレビが来たりしていたそうだが、キャンパスの雰囲気は自宅の近くにある武蔵野大学(もともとは武蔵野女子大学)や、自分の母校である武蔵大学に似ていて、木々がたくさんあって静謐な感じ。

授業自体は最初はイントロダクションだったが、終わったあと何人か質問に来てくれたし、なんだかあまり反応が薄い首都大生と比べると、かなり違う雰囲気を感じる。ただ、首都大生も情報科学科になってから積極的な学生が増えたし、段々と情報系の学科になっていくかな?