iPad Pro に慣れると戻れない

真夜中に目が覚めてしまったので、4時間ほど日記を書いたりする。MacBook Pro だと仕事ができてしまうので、仕事のできない iPad Pro はある意味よいデバイスである。

あと、iPhone は完全に読む(見る)だけ、iPad mini はそれに加えて書くだけ、ということに特化して使えたが、iPad Pro はそれに加えて少しの編集ができる。このギリギリの足りなさがいい点でもあり悪い点でもあり、できないことがあるのは特に自分はそこまでマイナスには感じていないのだが、iPad Pro の不満な点は日本語入力の完成度が他の iOS 製品に比べて低く、使っていてスムーズに使えない点がそこそこあるのが不満である。

以下、iPad Pro を使っていて気になる点。どうにかしてほしい順。

  • Evernote で使っているとけっこう頻繁に入力できなくなる(別のノートに移動して戻ってくると、入力できるようになる。ただ、これ日本語でなく一切のキー入力を受け付けなくなるので、日本語入力のせいではないかもしれない)
  • 同音異義語の変換ミス、濁点の自動入力のミスが他の iOS と比較して多い(なまじっか Smart Keyboard で速く打てているのに対し、アグレッシブに高い優先度のところに濁点の候補を入れてくるので、間違って選択してしまうのだが、濁点の自動入力をオフにできない)
  • Caps Lock をオフにしても Smart Keyboard ではオフにならない(結局、Caps Lock よりは誤って押してもましなので、言語切り替えのトグルキーにしている。言語切り替えは「かな」「英数」でやるので全く不要だが)
  • JIS キーボードの右側の2列のキーピッチが狭い(かなタイパー的にはかなりの不満。ただ、世の中の大多数のローマ字入力の人はこれでいいと思うので、仕方ない。)
  • C-n, C-p みたいな Emacs 風のストロークが使えるアプリと使えないアプリがあって、どれが使えてどれが使えないのか分かりにくい。Cmd キー長押しで使えるショートカット一覧の出せるアプリと出せないアプリも分かりにくい(これは Smart Keyboard 対応がアプリごとに違うので、仕方ない。)

これまで MacBookiPad mini の2台を持ち歩いていたのが iPad Pro の1台になり、明らかに軽くなったのは大きなプラスだし、インターネットも含めて開いた瞬間に使えるというのは MacBook にはない特筆すべき利点である。(しかし Apple Pencil も使い始めてみると、書き込むときの文字等の大きさを考えると、iPad Pro は大きいサイズにしておけばよかったと思っている)

2限の時間は日野キャンパスに出勤してパターン認識機械学習の補講。去年は想定より1コマ少なかったので、今年は1コマ多くやらせてもらうことになったのだが、都合上補講という形での対応になったのである。この授業は話す方も勉強になるので、コマ数が少し増えてもそんなに不満はない。

お昼の時間は海外からの研究室見学者とランチ。研究室の留学生にも声をかけていたのだが、合流することができず、見学者(とその知り合い)と3人でランチすることに。もともとメールで2年越しに10往復くらいやりとりしていた人なので、話は早かった。うちの研究室に来たいという気持ちは分かるのだが、なんでそこまでうちの研究室にこだわるのか、というのがメールではよく分からず、直接話してみて理由が分かったので、それなら受け入れてあげたいなという気持ちが若干増えた(まあ、博士後期課程に受け入れるのは、基本的に OK なのだけど)。ただ、そういう目で履歴書を見ると、いろいろと疑問があるので問い合わせたところ、疑問は解消されず、これは見送るべきかという気になる。難しい。