年ごとに爆留学の足音が

午前中は共同研究のミーティング。今日は顔合わせだったが、今後のスケジュールを決めて内容のすり合わせ。共同研究には色々な形態があるが、この共同研究はしっかり出口につながりそうな共同研究なので、たいへん期待が持てる。

お昼はランチミーティング。色々と企業のお話をお聞きしたりしておもしろい。最近はなかなか学会に参加できないし、参加しても夜まで懇親会に残ったりできないので、こうやってざっくばらんにお話できるのはとてもありがたい。学生のころや助教のころは、いろいろお話が聞けてよかったなぁ、と思うので、若手の人たちは積極的にランチやディナーに参加していただきたい。

午後は EMNLP 読み会。(スライド

  • Xilun Chen, Claire Cardie. Unsupervised Multilingual Word Embeddings. EMNLP 2018.

教師なしに多言語の単語分散表現を学習する、という話だが、ポイントがよく分からなかった。マルチタスク学習のような設定になっている(ので、2言語だけでやるより性能がよくなる)、ということだろうか?

夕方は研究生希望の人の見学。新組織になってから、留学生の出願数が爆上がりしてしまい(「爆留学」と言うらしい)、うちの大学院に合格するのは(うちの研究室で、という意味ではなく、全体として)簡単ではなくなってしまったので、研究生として来てもらっても受かる可能性が特に上がるわけではないし、入る期待値が特に高くない人を受け入れるインセンティブが研究室にはないので、留学生の研究生は一律断った方がいいのかなと思い始めている(これまでも、すでに来日していて日本語学校に通っている人は、大学院入試に合格しない限りは研究生としては受け入れていなかったし、それを徹底するだけのことであるが)。文科省の国費留学生であれば、別ルートで受け入れることができるので、研究生として来てもらって構わないし、日本人は研究生として来てもらってもいいのであるが……(ただ、ここ数年で一気に入試の選抜が激化してしまったので、お勧めするものではない)。

夕方はオフィスアワー。あまりに虫食い状態にオフィスアワーが入ってしまっているので、どれくらいの時間を確保するのが妥当なのかよく分からない。しばらく運用してから考えるほかないが……。