口頭で通知するのは角が立つ

午前2時に起きてメールを読み、シラバス作成の残り(本日〆切)。午前4時半から3時間、授業資料の作成。本当に泥縄すぎて、病気になったらもう終わりである。

朝は9時から学部教務委員会。この時間かつ金曜日に委員会があると、保育園に娘を送ることが難しいので、親に頼るしかないのであるが……。金曜日は日野と南大沢の間の移動があるため車で出勤するのだが、朝は家の横がスクールゾーンで大回りしないといけないし、朝の通勤時間帯は車も時間がかかるのである(保育園の近くもスクールゾーンで、こちらは通過しないとそもそも入れないので、通行許可証をもらっているのだが、家の横は通過しなくても移動できるので、通行許可証がもらえない)。

午前中は日野キャンパスでパターン認識機械学習の授業、午後は南大沢でデータ構造とアルゴリズムの授業。今月に入ってから2-3限に別キャンパスで授業があり、シャトルバスで行けなくはないのだが、車がないとかなり厳しい(日野キャンパスはタクシーも呼ばないと来てくれないので、バスに乗り遅れた瞬間に遅刻がほぼ確定するし)。

夕方は研究生希望の留学生と Skype で面談。結局、口頭試問により研究生としての受け入れは見送ることにしたのだが、書類審査あるいは筆記試験と比べて後味の悪いものである。結果はその場で伝えるのではなく、メールで後日送ることにすればいいのだろうか?

自分が研究生希望の学生を断るのはパターンがあり、自然言語処理の研究がしたいと言っている割には、うち以外の自然言語処理の研究室の研究内容をほとんど見ていないというケースである。研究生志望ではなく大学院の受験希望ならそういう人でも受験を認めるのだが、博士前期課程の受験希望の研究生はうちで受け入れても大学院に受かる保証がなく、他大学も受けてもらわざるを得ないし、他大学の他研究室のこともちゃんと調べて比較検討している、またはしてくれる人でないと、受け入れるのは難しいのである(日本人はともかく留学生は学生の身分とビザが連動しているので、進学が決まって研究生を更新できないと、帰らないといけないし)。

一番の問題は、他大学・他研究室も見るように言っても見てくれないことで、ちゃんとそれがなぜ必要であるのかを説明しているのに、それでも教員の指示に従ってくれない人を大学院生として受け入れるのはリスクが高いし、ここでフィリタリングされる、というのはある意味正しい状態なのかもしれないが……