報告を小まめにするといいことも

午前中は出勤してメール処理。授業がないと明らかに楽である。着任して最初の2年くらいは授業の量を手加減していただいていて、かつ研究室も学生数が1年目は5人、2年目は10人だったので、かなり余裕があったなぁ、と思い出したりする(3年目には学生数が20人になり、授業もほとんどフルで入るようになり、しかも娘も生まれたので、3年目以降はどこにも余裕がない)。

昼からオフィスアワー。先週に引き続き今週もオフィスアワーの時間の総和は5.5時間で、時間にすると11人分の進捗報告を聞いていることになるが、もう少し時間を増やしたほうがいいのかなぁ。どれくらいが適切なのか分からない……。ちなみに大学院生は半期ごとに研究室合同の公開期末評価をするシステムがあるので、もっとも進捗報告をしない人でも、半年に1回は進捗を聞くタイミングがあり、これは NAIST 松本研にいたころのミニマムと同じである。

ちなみに、松本研では、半年前から全く進捗がない人に対して、松本先生が「半年前から何も変わってないけど、数時間あれば調べられるようなことを調べないのはさすがにどうか」と気色ばむ光景を数回見たことがあるが、半年に1回しかチェックしないなら、指導する側の責任でもあるのでは、と学生ながら思っていて、やる気のある人にリソースを割くというのはそうでない人を切り捨てるということでもあり、これがいいことなのかどうかは今でも分からない。

自分としては、そうなることを防ぐ目的で、授業期間は毎週進捗報告をしてもらうスタイルにしてきたが、学生数が多過ぎて維持できなくなってしまった。松本研では、博士の学生が勉強会(研究グループ)のリーダーになって、教員がいなくても勉強会を開催するスタイルになっていたが、うちもそういうスタイルを導入した方がいいのかな。(どうも、Slack を使って各自好きにやっているようなので、特に教員から何か言う必要はなさそうなのだが)