SVM 勉強会で NAIST へ

今日は SVM 2018 参加のために一路奈良へ。これは NAIST 松本研の合宿で、毎年8-9月に NAIST で開催している機械学習に関する同窓会である。

行きはほぼ始発で新幹線に乗ったが、品川で hiroya-t さんにお会いする。新幹線は指定席だったので別行動だったが、京都からは一緒になって産総研でのお話をお伺いしたり。最近色んな人が環境を変える挑戦を続けていて、自分は今の職場にもう5年半もいるし、そろそろ心機一転してみたいと思っていたので、参考になる。

高の原駅からのバスで他の人たちとも一緒になり、NAIST へ。8年もいた場所なのでさすがに懐かしい。前回来たのは去年の秋の自然言語処理合同研究会参加で娘連れで来ていたが、今回は単身なので気楽なものである。

会は松本先生のお話から始まったが、定年まで1年半にしてさらに研究者として研究真っ盛り、という感じで、こういう雰囲気を自分も見習いたい。一応研究室の中ではそういうつもりでやってきていたのだが、去年くらいまでは少し手加減していたので、最近は研究に関しては手加減をしないことにしている。(この結果が分かるのは来年の国際会議の投稿シーズン)

そういえば、小町くんが来てから宣伝してくれて学生が毎年10人以上来てくれるようになった、とおっしゃっていて、確かに自分の入学した次の年からほぼ毎年マックスの人数(教員1名あたり M1 は3人で、合計12人)が来ていた気がするが、自分の宣伝の効果があったのは自分が D1 になったころからではないかと思うし、たまたまなんではなかろうか。あと、なんとなれば今でもうちに来る大学院受験生の9割は NAIST に行くべきだと思っているので、松本研で受け入れてくれる限りひたすら転送したい。(しかし昨年度からうちの研究室への問い合わせが多すぎてそのメールも出せないので、ほとんどの人は応募できないような要件をうちの研究室では出していて、なんだか申し訳ない)

今回は自分も少し時間をもらって最近研究室で取り組んでいる研究について話したのだが、色んな方からコメントがいただけてよかった。(すでに実験もして結果も分かっている)想定内の質問もあれば、想定外の質問やコメントもあり、やはり外と交流しないと研究を深めることができない、という気持ちを新たにする。育児の都合もあるが、このところ自分が出かける機会を意図的に減らしているのは果たしていいんだろうか、と思ったりしている。

帰りは yuta-h くんと teruaki-o くんと一緒だったが、就職活動(転職活動)について教えてもらったりして、なるほどね〜と感心する。大学教員の就職活動(転職活動)は他と比べると特殊なのでなんとも言えないが、時々は環境を変えないと、クリエイティブな仕事を続けるのは難しいのだろう、と思っている。(ソフトウェアエンジニア業界は割と流動性が高いが、それによって業界全体が開発力を維持しているのかなと)

2020年までが一つの区切りだと思うので、自分もそのとき何をするか考えておきたい。