年末は CPU も不足気味

午前中は論文紹介に出る。

  • Adithya Renduchintala, Rebecca Knowles, Philipp Koehn, Jason Eisner. User Modeling in Language Learning with Macaronic Texts (ACL 2016).

これ、タスク設定が分かりにくいのだが、一部だけ母語で書かれているようなテキストで、文脈から単語の意味を推測しながら言語学習する、という状況の言語学習者のモデルを作る、という研究。来年 Duolingo が第二言語習得に関する共通タスクを行うらしく、こういう設定で自然言語処理を使って何ができるかは大変興味深い。

午後は進捗報告を聞く。最近色々研究的にバリエーションも出てきておもしろい。述語項構造解析タスクをやる学生が出てきたのは嬉しいことである。2年前も述語項構造解析に取り組もうとした学生がいたのだが、結局ベースライン的なものすら完成できず、研究テーマの変更を余儀なくされたので、ちょっと心配していたが、それなりに妥当感のあるベースラインができたようで、色々試せるようになってよかった。

GPU が最近慢性的に足りなかったが、どうやら最近は CPU も奪い合いのようで、嬉しい悲鳴である。来年度は(電源や空調的に厳しい)GPU ではなく、CPU(とメモリ)に投資したい。