練習のための時間の最適化

午前中は EACL 2017 読み会。数読むと、ときどき普段なら読まないような分野の論文を読むことができて勉強になる。最近は画像キャプション生成やその評価について、かなり分野外感があるのだが、いろいろ学生が読んでくれるのでありがたい。

午後は研究会。最初は Docker に関するチュートリアル。うちの研究室でも Docker で GPU 等含めて自分で root 取れる環境を学生が自由に使えるようにした方がいいのかな、と思わなくもないのだが、そもそもマルチユーザ環境で普通にサーバを使える人でないと、他の人とリソースをシェアすることに対する意識が芽生えないと思うので、教育的効果を考えてあえて Docker 環境を用意していない(作業をする時間が取れない言い訳もあるが)。学生たちの間でデータやプログラムの共有も積極的にしてほしいと思っている。

チュートリアルのあとは修士論文の中間発表(ポスター)および大学院生の公開期末評価(口頭)の発表練習。こういう発表練習を全体でやるのは、ポスターや口頭発表(および質疑応答)のスキルも全員で共有してほしいからなのだが、聞いてくれる学生と聞いてくれない学生がいて、聞いてくれない学生は、また本人の発表の時に繰り返し指摘しないといけないので、事前に学生たちの間で発表練習してもらっておいてから、教員も含めた全体でやってもらうようにした方がいいのかな、と思ったりする。

自分が研究室の学生に使える時間のうち、発表練習にかかる時間が最近相対的に伸びてきているので、対策を考えないといけなさそうに思っている。学内の発表にかかる発表練習は1回にするか、上記のように学生だけで先に1回練習をしてもらうか、みたいな形で、自分が細かい点まで同じ指摘を繰り返ししなくていいようにしたい。内容に関する大きな変更は、割と自分が同席するような場所でないと指摘しにくいと思うけど。(NAIST 松本研では、あまり組織的に発表練習をしていなかった気がするので、どうするのがいいのか試行錯誤)