論文の投稿先に苦労する

午前中、少し時間を作って車検に行く。東京に戻ってきてから、1年間で5,000kmくらい乗っているようである。あまり乗らないので自動車にお金をかける気はないのだが、いつかは買い換えるのだろうか?

昼から断続的に3人の学生の国際会議の原稿を添削する。short paper で書いたものを long paper にする、という作業をしているのだが、long を short にするのと比べてやはり難しい。英語のハードルさえなければ最初から long で書いておいたほうがいいな、と思ったりする(こればかりは仕方ないのだけど)。

EMNLP(自然言語処理の最難関国際会議の一つ)の採択通知が出たようだ。うちの研究室からは2本投稿していてどちらも不採択で残念だったが、実はどちらも分野としては NLP Applications(自然言語処理応用)で、自分が EMNLP で area chair をしているからこの分野に投稿できず(area chair は自分が共著者に入っている論文をその分野に投稿してはいけない)、隣接分野に投稿せざるを得なかった(適切な査読者に当たらなかった)ということも少なからず影響しているかもしれないので、ちょっと申し訳ない。NAIST 松本研でも松本先生がプログラム委員長を務めていると「この国際会議にはなるべく投稿しないでください、せいぜい1本か2本」と言われたりしていたが、こういうことが……。

そして、EMNLP に落ちた場合の次の投稿先である IJCNLP(アジア太平洋地域の最大の自然言語処理の国際会議)でも NLP Applications の area chair をしていて、この分野に投稿できないという問題があり、輪をかけて申し訳ない。1年に2つの(連続する)国際会議の area chair を引き受けないほうがいい、という知見を得た(汗)