M2 だと2-3月は使えない

午前中は共同研究の報告書作成。なんとか年度内に終える。

お昼にサーバ室に行ってサーバの様子を見たりする。もう GPU 買ったりするのはそろそろやめて、早く全部クラウドにしてしまいたい。新年度から大学として Azure が使えるようになる(試行)と聞いたので、それを心待ちにしている。使える GPU インスタンスは1つ1つ見ると自分で買った方がいいと思うかもしれないが、管理しなくていいというのが楽かなと。

午後も助成研究の報告書作成。3/31締め切りらしいが、こちらは学生に内容を確認してもらわないといけないので、3/31には出せないかな……。

M2 は修士論文で忙しいのだが、修士論文発表会が終わると大学関連の何かをやるモチベーションの9割以上が失われるようなので、共同研究や論文投稿でお願いするものは、スパルタかもしれないが「修士論文を出す前に全部やって」と言った方が、回り回って学生に配慮しているような気がした。(一応共同研究は学生にアルバイト謝金も払っているし、報告書に入れるものは出してもらわないと、企業の方も困る)

NAIST にいたときは、M2 で修論発表会が終わっても ACL に投稿する人は割と3月もみんな普通に研究して論文投稿したりとかしていた(ので、全員通っていた)のだが、NAIST のように M1 スタートで M2 の春までかけて1本出せばいい、というのと、首都大の内部生が B4 スタートで1年多く研究できるのに結局 M2 の2月の中旬以降何もできないので M1 の春までしか ACL に投稿できない(ACL の〆切がこのシーズン)、というのだと、どっちがいいんだろうか?

まあ、これは自然言語処理関係の国際会議の投稿シーズンがこうなっているから、というのが問題なので、他の分野(例えば AAAI)の国際会議に投稿することにしたりだとか(ただ、AAAI は2月開催なので壊滅的に日本の大学と相性が悪い)、そもそも国際会議に出すことを諦めて(和文)論文誌に出すことにしたりだとかするのが最適なのかなと思ったりする。他の研究室の方々は後者の戦略が多いっぽいので、首都大における局所最適解は後者なのかもしれない。あるいは M2 はトップカンファレンス(ACL/EMNLP/NAACL)にショートペーパーを出すのではなく、フルペーパーをきっちり書いてもらってメジャーカンファレンス(COLING/CoNLL/EACL)かランク B の国際会議(IJCNLP/PACLIC/CICLing/PACLING)を狙う、というのも現実的である(最後は和文論文誌に出す)。

あと、博士後期課程の学生だと、特にショートペーパーではなくランク B の国際会議でもいいのでフルペーパーを書く体力をつけた方がいいと思っている(ショートペーパーばかり書いていると、結局論文誌を書くときおよび博士論文を書くとき困る)。ショートペーパーをたくさん書いても、フルペーパーを書けるようにならないのではないかと……(フルペーパーを書ける人はショートペーパーは書けるだろうけど)。ただ、博士に進学したからと言ってそのあとアカデミアで研究を続けたい人ばかりではないと思うし、例えばエンジニアとして働きたいという人であれば、無理にフルペーパーにこだわる必要もないのでは、とも思っている。