自宅から近い職場が理想的

午前中は共同研究のミーティングだが、午後から用事があるので Skype 参加にさせてもらう。うちの研究室からは学生3人が参加予定だったが2人が欠席する事態(体調不良だそうだが)。まあ、1人だけでもかなり議論する内容があったし、事前に Skype ミーティングの URL を作成して送っておいたので、Skype 接続予定の学生が不在でもスムーズにできたが、リスク管理を考えないといけない。

共同研究に関しては企業の方に対する説明責任があり、当日のミーティングは不測の事態が起きうるにしても、不測の事態で1ヶ月ぶんの進捗がないようなことはないので、前日までに資料を送ってもらった方がいいのかなあ……。企業の方とのミーティングの前に一度内部でも定例ミーティングを開いておくべきなのだろうが、その時間が確保できないのと、共同研究に参加してくれている学生が優秀なので、疑問点があれば適宜相談してもらうスタイルでも、なんとか回っている。自分自身、大学院生時代の共同研究では、先輩に随時相談する(先輩との間で解決できない事項があれば、教員に持っていく)形でやっていたし、それを単に踏襲しているだけだが……

お昼から第3回自然言語処理シンポジウム参加のため、NTT 武蔵野研究開発センタへ。このシンポジウム、情報処理学会自然言語処理研究会(NL研)と電子情報通信学会言語理解とコミュニケーション研究会(NLC)の合同シンポジウムで、自分は NL 研側の担当幹事だったので、受付の設営のために早めに向かう。

自宅から会場へは自転車で15分ほど。幼稚園から大学生までこのあたりで育ったので、地元民である。隣にスラムダンクのモデルと言われる武蔵野北高校があり、弟が通っていたので、ここまで毎日通っていたのかぁ、と思ったりする。都立高校の中では学区2番目の進学高だが、文武両道で有名なのである。

今回うちの研究室からは以下の3件の発表。

今日はこのうち前者2件の発表である。

[twitter:@shin_kan0] くんの発表は、ゲームを使って対話のデータを収集するという、まだ試行錯誤中の話で、今回は意見をもらうというスタンスでの発表。自分は受付業務やニコニコ生放送の準備でほとんど行けなかったが、かなり盛況だったらしい。

2つ目の [twitter:@moguranosenshi] くんの発表は、最初書き始めたころは「英語にしてショートペーパーで投稿したい」と言っていたので短めかな、と思っていたら、フルペーパーにもできそうなボリュームの原稿になったりしていてびっくりしたものだが、よさげな実験結果が最初からあったので、あとはいかにそれを説得的に書けるか、ということに集中できたので、とてもコメントしやすかった(ほとんどコメントしなくてよかったけど)。

発表のときはたまたまニコニコ生放送の配信機材が使えず、中継が切れてしまったのが申し訳ない。結局、PC 側の設定を変更すればいいことが分かるまで試行錯誤せざるを得なかったが、プロジェクタの不具合に再現性がなかったのが厄介だった……。

これ以外の企画としては国際会議(EMNLP, COLING)参加報告があり、COLING 参加報告しか聞けなかったが、データベース系の学会との違いなんかも紹介してくださって、おもしろかった。なかなか参加する学会を変えるというのは難しいのだけど、自分も10年単位では研究テーマが変わるだろうし、参加する学会も変わっていくのかも、と思ったりする。

夜は三鷹方面に帰る人たちを見送って自転車で帰宅。職場がこれくらい近いといいのだが……。