英文で書く労力は報われる

朝からひたすら国際会議(ワークショップ)の原稿 x 2 の添削。投稿〆切前に英文校正に出すタイミングを考えると、このタイミングでがんばるしかない……。

現在の流れとして、研究成果は英語で書いて発表しないことには世界的には存在しないのと同義なので、ショートペーパーでもワークショップでもいいから、とにかく国際的な場所で発表したほうがいいと思っている。(もちろんメジャーカンファレンスのフルペーパーやトップジャーナルで発表できるのがベストだが、最初からそこは目指しておらず、少しずつ研究室で挑戦できる体制を作っていくつもり)

一方、そこに時間を投入するとなると、国内の年次大会や研究会で発表するためにかける時間とコンフリクトするので、どうするのがいいのか悩んでいる。日本人学生は日本語で発表する方がコミュニケーションコストが低いし、日本での就職活動や社会貢献を考えると日本語で書くことにも意義はあるので、全ての発表を英語にするべきだとも思っていないし……。(あと、TOEIC スコアで言うとだいたい700点未満で日常的に英語を書いた経験がない人は、一度日本語で書いてから英語にしないと、論文として読める文章にならない)

学部生(と M1)は国内の年次大会や研究会で経験のために発表してもらい、大学院生(M2 以降)は国際会議を主戦場としてもらう、というような形での住み分けになるのかなあ。ウェブ系企業のように、M1 の3月より前に就職活動が始まって(そして終わって)しまうのであれば、M1 の3月に言語処理学会年次大会で発表する、というのでは遅いし、国内で発表した方がいいのは学部生くらいなのかもしれない。