研究で大事なものは新規性

朝、普通に間に合う時間に出たつもりが、逆方向の電車に乗ってしまい、結局駅からタクシーに乗る羽目に。

授業はだいたい最初の30分は復習と雑談、真ん中の30-40分で新しい内容、最後の20分程度で演習と答え合わせをしているのだが、今回は演習を入れようと思って忘れていたので、最後にぽっかり20分余ってしまった。期末試験前だし、レポートもあるだろうから、と早めに終わったが、来年度に向けてメモしておかないと。

お昼には大学院教務委員会の事前打ち合わせ。やらないといけないことが(文字通り)山積みである。

午後は進捗報告を聞く。この曜日の進捗報告、なんかしょっちゅう「それをやるのも(アルバイト的には)いいけど、研究的にどうなの?」というようなことを言っている気がする。

開発は開発で大事だし、必要かつ重要でもあるのだが、大学院は第一義的に研究論文を書くところなので、論文が書けないと修士号を出すことができない。何が研究になるかというのは割と経験によって判断が分かれるところなので、結局それなりに論文を読んでもらうしかないと考えているのだが、論文を読んでいる量が少ないと、どうしてもシステム開発的になり(システム開発ならまだましで、場合によっては「これ使いました」になる)、研究につながりにくいという傾向がある。学部生のうちはともかく、大学院生は論文を一定量読んでほしい。

修士号を取ったらその後は論文を読まない仕事に就く人の方が多数派だろうし、論文というフォーマットの文章を読む訓練をするのがベストかどうかは分からないのだが、最先端の技術を身に付ける、効率のよいやり方の一つであることは間違いないので……。