事務処理のオーバーヘッドで回らない

朝5時から論文に手を入れる。少なくとも2本あるので、今日明日中にはこちらを決着させないといけない。どちらも英語はしっかり書けていて、その意味での困難さはないのがありがたい。うちの学生、実際の英語力と TOEIC スコアとに間に100〜150点程度の乖離があり、これが就職活動などもろもろでマイナスに働いている気がするので、もったいなく思う。TOEIC に特化した勉強をするのは馬鹿馬鹿しいのでやる必要はないと思うが、年に1回くらいはなんらかの英語の試験を受けてみて、定点観測するとよいだろう。

朝、乗り継ぎに失敗して(というか、GWが明けてから、電車が遅延しすぎで、毎日遅れている)、電車だと2限の授業に間に合わない見込みだったので、タクシー通勤する羽目に。2駅分乗ったところ、日野キャンパスまで4,060円かかった。授業をする側が高い授業料を払っている(汗)

今日は秘書さんが来る日だったので、ひたすら書類をチェックして印鑑を押したり。4月は研究費が使えない(6月まで、自由に使えるのはいわゆる校費の50万円のみ)のでほとんど何もないのだが、交通費など若干の支出があるのだ。情報通信担当の職員の方も年度が変わって交替してしまったのだが、うちの研究室の出す書類が多すぎてしんどかったのだろうか、とちょっと申し訳なく思っている(もっと書類を簡素化してほしいのだが)。案の定、新しく来た方からも「すごい量ですね」と驚かれたが……。

そういえば、秘書さんから「小町研、結構お金ありますね」と言われたのだが、今年は企業の方々にお声がけいただくことが増え、研究費的には安定してきている(ありがたいことに、教員1人の研究室としては、全く不自由なく研究させてもらっている)。研究室4年目を迎え、ここからは学生数は急に減ったり増えたりはしないので、総額がいくらかというよりは、少なくてもいいから毎年これくらいはある、という金額が確保できるとありがたい。(逆に言うと、金額が多くても単年度だと、使い途に悩むし、リースしかダメと言われてもさらに困る)

研究費のうち、消耗品や備品(サーバなど)に1/3、旅費に1/3、人件費その他に1/3となるように振り分けているのだが、国際会議の発表が増えると、旅費が増えたりするのである。あと、修論や卒論と関係ない共同研究や受託研究に関しては、アルバイトとしてやってもらっているのだが、こちらも1件あたり30万円くらいになるよう調整している。学生からすると「研究費、もっともらっているかもしれないけど、アルバイト代少ないのでは」と思うかもしれないが、計算機代や学会旅費に消えているのである……。(一般的に、人件費は経費の3割くらい)

午後は進捗報告を聞く。隔週だと聞くことがありすぎて(あと休むと1ヶ月空いてしまうので)、あまりうまく回らない気がする。やはり進捗報告の頻度を減らすよりは1人あたりの時間に制限をかけた方がいいかな。

夕方は受託研究のミーティング。共同研究、受託研究は1件あたりの事務手続きのオーバーヘッドが馬鹿にならないので、今年度は最低100万円から、としたのだが(去年までは最低20万円からだった)、さらに上げた方がいいのかもしれない。事務手続きとミーティング地獄になっている……。