ランサーズうまく使えば効果的

朝は自然言語処理の授業。今日は関係抽出である。一応毎週予習してから臨むのだが、もしかすると毎回準備をせず好きなことを話す方が、インタラクティブに話すことができておもしろいのではなかろうか? と思ったりする(幻想かもしれないが)。しかし準備なしに講義する、というのは、準備して話すよりかなり高度なスキルが必要(話す内容が全部頭に入っている必要がある)なので、まだ一度もできたことがない。

お昼はランサーズというクラウドソーシングサービスにタスクを発注する。研究室でランサーズを使うのは2回目なのだが、少しずつ知見が溜まる。支払い(クレジットカード)関係の都合で年度末は使いにくいのだが、基本的に1-2日であっという間に作業をしてもらえる。仕様を含めてミーティングを何回も開いて内容を揉む必要があるタスクは依頼しにくい、というような欠点はあるが、人を指定して(同じ人に)依頼したりもできるようなので、うまくタスクを設定すれば有用だと思う(特に研究室の規模的にアノテータを常駐させることができないので)。

午後は共同研究のミーティングのために統数研へ。コミュニケーション不足で少し認識に食い違いがあったりしたのだが、結果的に理解が進んだのでよかった……のかな。しかしこれ、適切なタイミングで一区切りして切り出さないとなかなか対外発表できないので、言語処理学会年次大会はスルーするとしても、5月もしくは7月の NL 研(情報処理学会自然言語処理研究会)では発表できるように調整していきたい。

夜は少し時間をとって1月の NL 研の原稿のチェック。英語で書かれた原稿は手元にあるので、それを日本語にしていく、という作業なのだが、学生は日本語が母語ではないので内容のチェックとともにネイティブチェックもする(英語もネイティブではないので、本人は大変だと思う……)。言語処理学会の年次大会の原稿もこれからどんどん来るし(10〜14件発表予定)、できるうちにできるものは片付けておきたいのである。