新しい研究室の立ち上げメンバーになる

区切りがよいのではてなダイアリーからはてなブログにしようかと思ったが、月額の負担が増えすぎるので断念。日記のアフィリエイトで払えるくらいの金額ではあるが、単なるブログサービスに月1,000円近く払うというのはやっぱり払い過ぎだという感覚。

朝、ひたすらメール処理。週明けによくある光景である。

首都大学東京のシステムデザイン学部はデフォルトで付与されるメールアドレスは日野キャンパス用の @sd.tmu.ac.jp らしいのだが、申請すれば南大沢キャンパス用の @tmu.ac.jp のメールアドレスも発行してもらえるそうだ。教員になった時期が関係しているというわけでもないとのことで、実際教員一覧を見ても両方のメールアドレスの人が共存している。個人的にはメールアドレスは短いほうがいいと考えているので、結局 @tmu.ac.jp のメールアドレスをメインで使うことにした。ちなみに tmu というのは Tokyo Metropolitan University のことである。都立大のときは metro-u.ac.jp というアドレスだったような気がするのだが、東京押しということなのだろうか。(NAIST も aist-nara.ac.jp というアドレスが naist.jp というアドレスに変更になったが、短いほうがやはりよい)

今日から授業で生協が開いているそうなので、足りない物品を注文。ディスプレイを2台、マウスとキーボードを1台、それにプリンタと無線 LAN ルータをそれぞれ1台。結局最終的に配属されるのが何人か分からず、「最低3人」と聞いていたので3人分しかディスプレイを用意していなかったのだが、4人来てくれるという嬉しい悲鳴であり、急遽注文することになったのである (マウスとキーボードは軽いので1台分持ってきている)。プリンタも重たかったので NAIST に置いてきたのだが、最初の1週間からプリンタを使いたいことが毎日あったので、もし研究室を立ち上げようという人は、インクジェットでもなんでもいいので、1台着任後すぐ使えるものを持って行くとよいのではなかろうか (せっかくなので複合機を買ったので、コピーもできるようになったが)。

昼に研究室の初顔合わせ。あっという間に4月になってしまい、これからどういうふうに研究室のイベント (進捗報告とか、基礎勉強会とか) をやっていくか、ということを考えないといけなかったのだが、とりあえず遅延評価していたら今日になってしまった……。事前にメールをくれていた3人が来てくれる。首都大学東京では学生と公式に連絡を取る手段は掲示板に紙を掲示するという方法だそうで、教員は学生のメールアドレスもなにも知らない、という状況なのだが、どうやら学生たちも大学のメールをそんなに使っていない (人もいる) らしい。曲がりなりにも情報系のコースなのだから、連絡はメールでできるようになっているといいと思うのだが……。

さて、研究室のキックオフでは来てくれた3人にそれぞれ自然言語処理の研究室を希望してくれた経緯を聞いたり、これまで自分 (=小町) がどんな研究をしてきたのか紹介したり。首都大は通信系の先生方も多く、情報系でカバーされている研究のトピックも網羅できているわけではないので、自然言語処理に関する授業もなかったそうで、やったことがないのでおもしろそう、と思ってくれたそうである。研究に関してはさておき、とりあえず4月は研究室環境に慣れる、というところかなぁ。研究室にいるのが一番 (とは言わないまでも) 居心地がよくなる、というのが大事なんじゃないかなと思うのである。ともあれ、新しい研究に挑戦しようという人たちが集まってくれて、嬉しい限りである。とりあえず1年、手探りだがみんなでがんばっていきたい。

午後は NAIST 松本研の言語教育勉強会のキックオフミーティング。言語教育勉強会は結局松本先生が引き継いでくれるそうなのだが、松本先生だけだとなにかと心配なので、とりあえず1年くらいは Skype 参加する予定である。ちなみにソーシャルメディア解析勉強会は消滅したようである。それとは別にガチの文法勉強会が始まるそうで、さすが松本研、という感じである。こういうふうに研究グループごとに勉強会が開けるようになるまで、どれくらいかかるかな〜(たぶん3年くらい)。

夕方はウェブサイトの作成やメーリングリストの作成。今回はそれぞれ Google SitesGoogle Groups で作ってみた。Google SitesWiki は癖があるのだが、慣れてくると普通の Wiki として使えるのである。自分で立てたサーバに Wiki をインストールしたりとするとメンテナンスが面倒 (PHP をアップデートするとプラグインが死んだり) なので、できるだけ必要のないところは外部サービスに依存するつもりである。先日言語処理学会年次大会で、研究室内部のミーティングやスケジュールの管理はサイボウズ Live を使うといいというライフハックを聞いたので、勉強会が始まったら作ってみよう。これらの作業、単純に見えるのだが、一度始めると数時間仕事になって、けっこう時間を奪われる。

夜は明日の講義資料の作成。午後10時までには建物を出ることが奨励されている (守衛さんがいるので) そうで、帰る時間が決まっていると終電まで粘ったりできないのはワークライフバランス的にはよいのだが、仕事時間を増やそうと思うと、休日や週末に仕事をするか朝早く来るしかないなぁ。