自分の書いた文章が一番参考になる

自宅で数時間寝て研究室にとんぼ返り。こういうとき、片道1時間かかるとしんどいので、大学の近くに泊まりたくなるが、NAISTは近くにホテルがないので思い止まることができる (学内のゲストハウスは事前に申請しておかないと泊まれないし、そもそも自分は泊まれないような?)。外からいらっしゃる方々には申し訳ないが……。

午前中、勉強会をパスしてひたすら科研費の申請書のブラッシュアップ。まだ人に見せられる状況ではないのだが、17時までにはなんとかしないといけないので、お昼も食べず文章をいじる。一番参考になるのは自分が以前書いた申請書である。助教になってからこの数年、松本先生や中村先生の研究費の分担者に入れてもらって、申請書をゼロから書いていくのに付き合わせてもらったのは非常に勉強になったのだが (過去の申請書を見てどこに何をどう書くのか考えることも多い)、自分で真似できるかというと別問題で、やはり自分が書いたもののほうがアレンジしやすいのである。

そういう意味では、分担者になっている申請書でも、自分が書いたところは覚えていて、添削していただいて学んだこともしばしばあって、とてもありがたかった。大学の教員として、一から仕込んでいただいているのだなと、しみじみ思ったり。最近は分担できる仕事時間 (エフォート) がほとんどないので、自分の研究費以外に申請することはないのだが……。

研究計画を書いていて、2年に1回こんなのを書かないといけないのはかなわない、と思って4年計画にしていたのだが、やりたい内容を具体的に書いていくとどうも3年計画が妥当な感じなので、最後それに合わせて調整。採択は来年の4月なので、4年半後にいま考えたテーマをそのままの形でやっているというのも不自然だし、やっぱり自分の性格的には3年計画くらいが適切なのかな。最近はだいぶ申請書の書き方に慣れてきたので、見積もりも大きく外れないようになってきたが、けっこう試行錯誤しないと分からないものであった。

午後から研究室の全体ゼミなので、出席しないといけなかったのだが、提出できていなかったので、結局休み時間に抜け出してPDF版を提出し、紙媒体の提出は秘書さんにお願いする。ギリギリだったが一応なんとかなってよかった。翌日チェック済みの申請書を返却してもらったが、修正点なしということで、ありがたいがこれまで多少は修正があるのが普通だったので、ちょっと不安に。ともあれ、数日寝かせて頭をクリアにしてから見直そう。