国立大学助教の給料

大学の昨年の源泉徴収票が来ていた。

支払総額 4,165,088円
給与所得控除後の金額 2,791,200円
所得控除後の額の合計額 1,452,591円
源泉徴収税額 66,900円

だそうで。ちなみに自分は今年で33歳になる。一応年収400万は超えているようだ。このうち1-3月は学振で月々のお給料は20万(上記に合算されている)

支払金額 420,000円
徴収税額 3,090円

で、年収は助教と学振と足して額面4,585,088円(2011-01-27 追記。読み方が違ったようで、合算されていなかった。陳謝)。4月から助教として働いているので、厳密には1年分の年収ではないことに注意。

(2011-01-23 追記) 「任期ありかどうかのほうが重要では」というはてなブックマークのコメントがあったので、追記。2010年4月採用、任期5年、再任あり(3年)だが、テニュアトラックではないので、同じ大学で准教授へ昇任できるわけではなく、大学(奈良先端大)としては、3年くらい働いたら任期が間際に迫る前に外部に出ていくことが期待されているそうだ。

さらに追記しておくと、「助教」というのは「助教授」のことではなく、これまでの大学教員の階層が「教授-助教授(専任講師)-助手」だったとすると、「教授-准教授-助教(助手)」となるので、「大学の教員の一番下の職階」で、非常に単純化すると「昔助手と呼ばれていた人たち」である。厳密には、いまも教育を担当しない(新)助手もあるし、(新)助教は(旧)助手と違って教育も担当するという意味では (旧)専任講師と同じくらいの仕事内容であり、実際私大の中では(旧)専任講師を(新)助教に変更した大学もあるようだ。

(2013-01-27 追記)

ちなみに上記には副業分の金額は合算されていないので、来月確定申告する必要がある (一応断っておくと、副業分を合算した金額は公表するつもりはない。ヘソクリしたいし(笑))。で、講演料とか原稿料の支払調書が揃っていないのだが、どうやら5万円以下の場合、支払った人に送る義務がないらしい。金額は知っているので、そこから計算すればいいのかな。

武士の家計簿

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)

は江戸時代の下級武士がどのように一家一族を支えてきたかを明らかにしたおもしろい本なのだが、大学の内外でどのように給料を得て家族や学生を支えているかという「助教の家計簿」も1冊の本になるかもしれない(笑)

……24日〆切の原稿を前にして、こんなことをやっている場合じゃないが……