Apple で統計的かな漢字変換エンジンを研究開発するインターンシップ

Apple Inc. において自然言語処理のできる学生インターンを募集しますということで、khdd.net の中の人やびぎねっとの宮原さんに教えてもらった(Twitter でも流れていた)のだが、Mac の日本語入力システムを統計的手法に移行したいそうで、そのサーベイとプロトタイプを作る学生を募集しているそうだ。

Will work on investigating and prototyping methods to improve Japanese input utilizing statistical methods. Position is available in Tokyo and Cupertino.

The position requires proficiency with C and/or C++, and scripting languages such as perl and ruby. Objective-C is desirable. It requires good written communication skills in English. Good verbal communication skills in English is desirable, and it is necessary if the candidate wishes to work in Cupertino.

In depth knowledge of the structure of Japanese language and statistical natural language processing are musts. Strong analytical and problem solving skills.

とのこと。同じくkazama さんのブログにも言及があるが、

実力がある自然言語処理分野の学生は,ぜひ一度Appleインターンに応募してはどうだろうか?実際に就職するかどうかは別として,非常に貴重な体験になることは間違いない.

と自分も思うし、英語で履歴書を用意したりするのは(こういうのに応募したいと思っていないかぎり)大変かもしれないが、渡航費・宿泊費・生活費など出してくれて、Apple 本社で働けるいい機会なので、興味のある人は応募してみては? シアトルの Microsoft Research で3ヶ月インターンをした経験からすると、Ph.D. プログラムの学生は大学院生のうちに最低1回はインターンシップをしたほうがいいと思う。研究者志望の人は可能ならばリサーチインターンがいいが、エンジニアのインターンでもいいし、最初から開発者志望の人はエンジニアに絞って探してもいいし。

ちなみに Apple でのインターンはこれだけではなく たくさんあるそうなので、職種を限らず海外で働きたい(インターンをしたい)人がいたら、眺めてみるとおもしろいかも(いわゆる文系職もある)。